日常生活のちょっとした出費、どうしても手元のお金が不足する場合に、キャッシングを利用されている方も多いのではないでしょうか。

 

日本でキャッシングを利用している方は、1,300万人以上いるといわれています。
実に国民の10人に1人以上の方が利用していることになり、「日本はキャッシング大国」という表現もされています。

 

非常に手軽に利用できるキャッシングですが、使い方を間違えると大変なことにも成りかねません。万が一返済できない状態になると、自分のこれまでの人生を投げ出してしまう状況にもなってしまいます。

 

ただ漠然と「便利だから」という理由でキャッシングを利用していたのでは、何らかのトラブルになる可能性もあります。

 

返済不能に陥るリスクを避けるため、キャッシングでは必ず「審査」が行われます。
この「審査」に合格しなければキャッシングでお金を借りることはできません。

 

「一刻も早く借りたいのに何で審査なんか受けなくてはいけないのか」
このような考えを持たれる方もおられるかもしれませんが、自分を守る意味でも審査は重要な意味を持つのです。

 

「できるだけ借り入れ審査に合格したい」
キャッシングを申し込んだ以上、誰もがこのように思われるでしょう。
それにはまずキャッシングがどのようなものなのか、そしてキャッシングの審査の仕組みを正しく理解することが大切です。

 

そもそもキャッシングとは?

そもそもキャッシングとはどのようなものなのでしょうか?

 

「キャッシング」を辞書などで調べてみると「現金に換える・小口の融資」という説明がされています。

 

金融業界での「キャッシング」とは、「個人向けの小口融資」を指すと考えておきましょう。

 

個人向けですので、会社の経営資金や個人事業主の営業資金としては利用できません。

 

また競馬やパチンコなどのギャンブルや株式投資などの投機性資金としての利用も禁止されています。

 

「小口融資」とありますが、借りることのできる金額は数十万円単位から数百万円単位が主流です。中には数千万円単位を借りることのできる「大口キャッシング」も商品化されていますが、一般個人としてはあまり利用する機会はないでしょう。

 

キャッシングには借入限度額が設定されています。
審査に合格すると借入可能な借入限度額が設定された専用カードが発行されます。
そのカードをATMやCDに投入し現金を引き出すことで借入が成立します。

 

借入限度額の範囲内であれば、基本的にいつでも自由に借入を利用することができます。
一度借入限度額いっぱいまで利用した後でも、返済により借入限度額に空き枠が生じれば、その空き枠を使って何度でも借入を行うことができます。

 

一度審査にさえ合格すれば、借入の都度審査を受ける必要はありません

 

借りたお金は「個人性消費資金」として自由に使うことができます。
お金の使い道=資金使途は特定されていません。

 

生活費の不足、旅行費用、飲み会代、冠婚葬祭など禁止されている資金使途以外であれば、借りたお金を自由に使うことができます。また基本的に「何に使ったのか」をその都度申告する必要もありません。

 

「何度でも自由に借入を利用できる」
これがキャッシングの最大の特徴といえるでしょう。

 

キャッシングを利用するには審査に合格する必要がある!!

手軽に便利に利用できるキャッシングですが、無制限に利用できるわけではありません。
冒頭で説明した通り、キャッシングを利用するには審査に合格する必要があります。

 

審査に合格することであらかじめ返済不能に陥るリスクを避ける意味もありますので、その点を理解したうえで審査に臨むようにしましょう。

 

街中にはこのような宣伝を掲げている金融業者が存在します。

  • 「誰でも即融資!!」
  • 「無審査でお貸しします!!」
  • 「ブラックでもOK!!」

一見魅力的な条件に思われるかもしれませんが、このような甘い宣伝文句に惑わされてはいけません。

 

お金を借りることができる代わりに、法外な利息や手数料を請求されることになります。
暴力団関係者が出入りしている、いわゆる「闇金」である可能性が高い金融業者です。
自分を守る意味でも、しっかり審査を受けて堂々と借入を利用するようにしましょう。

 

キャッシングの審査とは?

キャッシングの審査とは「利用者の返済能力を判断する」作業です。
金融業者としても(一部の悪徳業者を除いては)貸したお金がきちんと返済されなくては困ります。そのため利用者の返済能力を判断する必要があるのです。

 

キャッシングの審査と聞くと、多くの方が「収入が多い」ことを条件として挙げるでしょう。確かに「収入の多さ」は重要要素であることは間違いありません。

 

しかし「収入の多さ」だけで返済能力を判断することはできません。
例えば次のような疑問が浮かんできます。

 

  • 収入が多くても他社の借入が多ければきちんと返済できるのか?
  • 収入が多くても勤続年数が少なければ転職して収入が減るのでは?

 

申込書には氏名・住所の他にも様々な項目を記入(あるいは入力)します。
その項目の全てがキャッシングの審査では重要な意味を持つのです。

 

申込書の項目=属性を総合的に判断するのが、キャッシングの審査であることを知っておきましょう。

 

現在のキャッシングの審査は「スコアリング」

ただしそれぞれの項目を審査担当者が一通り確認して、多くの担当者の判断を仰ぐのでは審査にも時間がかかってしまいます。

 

例えば銀行の大口法人融資などは次のような手順で行われます。

 

法人担当者が融資に対する「稟議書」を作成する。

→法人担当者の直属上司が承認する。
→法人担当者の所属長が承認する。
→銀行本店融資部が承認する。
このような流れで法人融資の妥当性と問題を確認しています。

 

しかしスピードを要するキャッシングの審査ではこのようなことはまず行われません。
最近のキャッシングの審査では「スコアリング方式」が導入されています。

 

申込書記載の属性などの情報を「点数化」して、その合計額が基準を合格するかどうかにより審査の可否を判断しています。

 

当然コンピューターが審査システムに導入され、スピーディーな結果を導くことが可能になっています。ちょうど学生入試の「○○点以上で合格!!」といった要領です。
スピーディーな結果が期待できる反面、非常にシビアな要素も含んでいるといえるでしょう。

 

キャッシングの審査で人間感情が移入されることは無い?

それではキャッシングの審査では担当者の意見などは反映されることはないのでしょうか。

 

そのようなことはありません。
審査を判断するのはコンピューターの仕事ですが、最終的に審査の可否を判断するのはやはりキャッシング会社なのであり、申込受付担当者・審査担当者の意見もきちんと反映されることは間違いありません。

 

最終的に「貸すか貸さないか」を判断するのはあくまで「人間」なのです。

 

例えば利用者が次のような行動を行ったとします。

 

  • 窓口で威圧的な態度で迫る。
  • 申込書に嘘の記載をする。
  • 確認電話が繋がらない。

 

スコアリングの結果が「合格」であったとしても、このような行動をとる人間を信用して融資を行うことができるでしょうか。

 

少しでも審査に合格したいと考えるのであれば、少しでも不安要素を排除するべきです。

 

申込の段階では多くの場合「属性」を改善することは無理でしょうが、このような自身の行動により不利を招くことのないように注意していきたいものです。